【事例紹介】主催者の想いや哲学を200%反映させる「イベントデザイン力」で、転職フェアの概念を覆す~Coral Capital様への支援事例2〜

2023年2月8日(土)。べンチャーキャピタルのCoral Capitalは、スタートアップキャリアイベント「Startup Aquarium(スタートアップ アクアリウム)」を開催。

Startup Aquariumは日本最大のスタートアップキャリアイベント。
2020年2月に第1回を開催し、コロナ禍を経て、この度第2回が開催されました。
第2回目となる今回は、参加者2000名以上、個別面談1000件以上、参加スタートアップ約60社、スポンサー企業11社で、大盛況となるイベントでした。

コンテンツ内容は公式イベントページ(https://hubs.li/Q01GbjDB0 )、当日の様子はtogetter(https://hubs.li/Q01Gbjd50 )をぜひご覧ください。

弊社は第1回に引き続き、第2回もイベントデザイン全般を弊社(鈴木)が担当。

第1回の事例紹介はこちら
統括の津田さんにインタビューをさせていただきました。

0402-02.jpg

なぜイベントのデザインにこだわるのか

その理由は、イベントの世界観を作り込むことで、スタートアップの転職を考えている方も、まったく考えていなかったけど実はスタートアップに向いているという潜在層の方にも足を運んでくれるのではないか。会場でスタートアップ各社とともにワクワクする体験を共有し、スタートアップ各社の想いに触れることで興味を持ってもらえないか。

そんなフックとなるイベントを開催したいという思いから、第1回目からイベントデザインは細部までこだわられています。

言葉以外の情報からも想いや魂を伝えたい。
伝えるためにはビジュアル上の演出は不可欠です。

弊社のデザイナー鈴木に、今回の制作のポイントについて聞いてみました。


制作上の大きなポイントは二つのシンボル(象徴)でした。
開催空間は2フロアに渡りますが、二つの象徴「DOLPHIN」と「WHALE」を冠したステージを軸にして支えられています。その機能は、案内の目印であり、スケール(大海原)を表すイメージや識別性(生物の大小)といった具合で空間を束ねています。

豊富な施策がさまざま在るイベントでは、上手くいかないと動線が入り乱れ参加者は迷うところですが、本イベントは上記のように二つの象徴を軸に上手く構成されています。前回開催から省察されバージョンアップされたのだと思います。

私たちは上記理解の元「二つのシンボルを中心に据えた+アクアリウム」により、その狙いが体現できるよう努めました。


 

以下、当日の写真を交えながら紹介させていただきます。

メインステージのバックパネル及びサイドバナーは鈴木が手掛けたもの。
この写真からも、会場の熱気が伝わってきます。(525人の会場が満席)

0416-01.jpg

0412-02.jpg

また、スタートアップ各社が登壇するElevator Pitchでは立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。

0402-04.jpg

スピーカーの後ろに置かれたバックパネルには、海の生き物の間を泳ぐように、スタートアップ各社のロゴが散りばめられています。

0402-05.jpg

 

「企業別交流ラウンジ」は、特に工夫を重ねました。

ビジネスイベントでよく見かけるような「ザ・ブース」ではなく、「参加者と企業の交流が、自然と促される空間」を作るために、会場運営のホットスケープ社も交えて議論と検討を重ねました。

その結果、ブースは木工仕立て、経師(単色)で加工。通路の有無や導線・色面積にも配慮し、規模別エリア毎に色分け(黄・緑・橙)を行いました。また、照明・テーブルの色も統一させ、パッと見たときの印象をわかりやすくし、認知伝達スピードを上げることを意識しました。

0402-06.jpg

 

企業ロゴを入れたパネルを吊るすことで、場所をわかりやすく明示。スタートアップ各社の紹介パネル(約60社分)も全て作成しました。

FotoJet-02.jpg

 

受付のバックパネルと各種サインも、全てデザインの統一感を出しています。

0402-12.jpg

0402-13.jpg

FotoJet-05.jpg

 

新たな試みとして「TALKシール」を作成。参加企業と積極的に話をしたい方が一目で分かるようになり、企業側も声をかけやすくなります。

参加者からも大変好評で、「可愛い!」という声が聞こえてきました。

FotoJet-03.jpg

 

会場で配布されたパンフレットに、直接書き込みをしている参加者も多数見られました。

FotoJet-04.jpg

 

会場は虎ノ門ヒルズ4Fと5Fを貸し切っての開催で、こちらは4Fの会場の様子。
4Fでも、セッションおよびElevator Pitchが行われ、商談ブースも常時活気で溢れていました。

0412-04.jpg0412-03.jpg

 

フォトプロップスも作成し、盛り上がりました!

0412-05.jpg

 

After Partyの様子。

0412-06.jpg

0412-07.jpg0412-08.jpg

その他、オリジナルミネラルウォーターやストラップ、「離席中シール」やコーヒーブースのサインなど、デザインは細部までこだわりました。

 

スタートアップエコシステムに新たな風を吹かせた、日本史上最大のスタートアップキャリアイベント

0416-02.jpg

日本史上最大のスタートアップキャリアイベントを成功させた津田さんからいただいたコメントです。

「今回もStartup Aquariumの実現にお力を貸していただき、本当にありがとうございました!おかげさまで、総勢2000名以上の方にご参加いただき、日本史上最大のスタートアップキャリアイベントを実現することができました。

来場者、参加スタートアップによる凄まじい熱気に溢れた1日で、スタートアップエコシステムに新たな風を吹かせることができたと思います。全体のUX設計、世界観設計において、カンファレンスファクトリー鈴木さんのデザイン無くしてこの場はありえなかったので、本当にありがとうございます。

Startup Aquariumは今後さらにパワーアップし、毎年開催していく予定ですので、ぜひまたご一緒できると嬉しいです!」

こちらこそご一緒させていただきありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いします!

▷ twitterで #coralnow で検索いただくと、来場者・参加企業による多くのツイートや写真を見ることができるので、ぜひご覧ください!

【イベント開催ご相談はこちら↓】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdAcf3I9drFqXsvI38xWEFant207cbR-ZkcqntNpFG8lt_ffw/viewform

イベント設計時に考えるチェックリスト
https://make-conf.jp/column/2020/05/43/

 

取材協力
Coral Capital

【事業内容】
Coral CapitalはSaaSから核融合まで、あらゆる業界のトップの起業家に投資するベンチャーキャピタルです。シード、プレシリーズA、シリーズA、Bなどステージを問わず数千万円から数十億円まで投資します。 スタートアップの成長のため、採用、コミュニティ、PRなど、様々な形の支援をするためのプラットフォームを構築しています。

URL:https://coralcap.co/ (会社HP)
URL:https://coralcap.co/coral-careers/ (ご登録頂けると、厳選スタートアップからオファーが届きます。転職、副業、情報収集もOKです!)
URL:https://hubs.li/Q01Gbjjc0 (来年2024年のStartup Aquariumのスポンサープレエントリーはこちら)
URL:https://coralcap.co/startup-aquarium/ (Startup Aquarium HP)